新規事業開発が求められる背景と課題

インターネットの隆盛やデジタル化の進行が根底からビジネスの構造を変革し未開の市場を創出する中、多くの企業においては既存事業だけでは継続成長が困難となっており、新規事業開発の重要性は日に日に増しています。事業開発に取り組む企業は年々増えている一方で、社会にインパクトを与え、新たな事業の柱にまで育つ新規事業が生み出される確率は決して高くはありません。
新規事業開発に成功している企業の共通点は「”やめた方が良い”ハードルばかりの中で、挑戦を継続する」という姿勢です。企業規模が大きいほどコア能力の硬直性が高いため変化が困難になりがちですが、硬直化のジレンマを乗り越えることは新規事業開発において重要なポイントです。さらに数百億円、数千億円単位の事業開発を実現するためには個別の事業立上げに留まらず、各事業を結び付けて規模拡大していくことも多々あります。事業の組合せを実現するには、各事業における自社アセットの共通化や事業開発プロセスの可視化、他社資産の早期把握などが必要となります。

リブ・コンサルティングの新規事業開発の特徴

リブ・コンサルティングでは大企業からベンチャー企業まで様々な規模、業界での新規事業開発コンサルティング支援の実績があります。新規事業のビジネスアイデア出しから事業化までの支援や組織内で事業開発能力を向上させる組織開発まで多岐に渡る実績を残しています。

伴走型の新規事業開発

リブ・コンサルティングは新規事業開発において伴走スタイルを重視します。コンサルタントが考えた事業アイデアを企業側が選択するといった分業スタイルではなく、企業とコンサルタントが事業開発の狙いやスピード感を共通化することで事業企画後の事業検証や成果創出の確度を高めます。事業立上げ終盤の実績数値が必要なステージでは具体的なマーケティングモデルやセリングモデルの構築にも関与していきます。

事業解像度を上げるメソッド

リブ・コンサルティングは調査分析や初期検証フェーズにおいて事業解像度の向上を重視します。解像度を上げるには視野の広さに加えて機会や課題を掘り下げていく深さの視点が不可欠であり、広さと深さを構造的に整理していくことで事業構想の実現可能性が高まります。深さを追求する際にはデスクトップリサーチやケーススタディに留まらず、実際の対象企業や生活者へのヒアリングや接点作りが必要となります。当社は保有ネットワークを駆使することで対象範囲の深い情報収集を実現します。

事業開発推進に最適な組織体制、人材の提示

事業開発には既存の事業、商流とは大きく異なる組織体制、人材が必要です。当社では外部環境と内部環境を踏まえてあるべき姿を構想していくために必要なスキルをBTCスキルと捉えており、3つの要素が成立するチーム体制や人材配置をクライアント企業とともに実現します。

ビジネスとデジタルの両面アプローチ

昨今の事業開発においてデジタルアプローチは不可欠です。当社ではビジネスとデジタルの両側面を踏まえ、事業構想からサービスデザインまでを一貫した論点・仮説に基づき具体的に設計します。新しいデジタルテクノロジーと対象業界ビジネスモデルを両面理解する役割を果たします。

マーケティングプロセス型化に向けた2つのアプローチ
従来のオポチュニティ起点でのマーケティングに加えて、ケイパビリティ起点のマーケティングを推進。その中で、中長期的なビジネス成長においては、短期的な商材・ソリューションの横展開に加えて、中長期的に機会を掴むことのできるメカニズムの横展開も重要と見立て
 直近の事業開発人材に求められるスキル
これまではビジネススキルの広さと専門性の2軸を高めるT型やπ型の人材育成が主流だが、マクロ環境や市場の変化を受けて従来のスキルだけでは解決できない課題が増えてきた。
ビジネス課題を捉えたうえでのDX×事業開発アプローチ
戦略立案に留まらず、具体的なDX事業構想からサービス化までを設計

新規事業開発の進め方

Phase1:事業要件の整理

対象企業の理念や価値観の理解、事業目標・検討スコープの定義を正しく行ったうえで、外部環境(市場構造、デジタル・技術トレンドなど)の調査、内部環境(事業・組織アセット、データ・技術アセットなど)の調査を進めます。

Phase2:事業仮説の構築

事業領域の検討に基づいて事業仮説を検討し、その後事業性の初期評価、テクノロジー・データの初期評価へとつなげていきます。

Phase3:PoC(事業アイデアの初期検証)

検証プランを策定し、MVP( Minimum Viable Product)開発を進めます。事業性検証、テクノロジー・データ検証を踏まえて全体の評価実施を行います。課題やソリューション仮説の独自性が高いほど評価が難しくなりますが、スピード感を持ちつつ事業性を評価・検証します。

Phase4:事業計画の策定

収益シミュレーションをはじめとする定量的な計画に加え、開発ロードマップの策定、主要業務や組織体制の検討、残課題の特定を行います。具体的な事業計画を策定することで事業化に関する意思決定の精度を高めていきます。

サービス開発における基本的なステップ
DX事業開発ではサービス開発を伴うため、一般的な事業開発とプロジェクトの進め方が異なる。デジタルや技術の理解だけでなく、自社のデータや技術アセットを理解することも必要。

新規事業開発の支援事例

人材・キャリア事業における事業計画策定

人材・キャリア事業における事業計画策定

人的資本経営の実現に向けて、ターゲット顧客の課題・ニーズに対する提供価値を整理し、Go To Market戦略、事業計画、アクションプランを策定

BtoCプラットフォーム構想における事業計画策定

BtoCプラットフォーム構想における事業計画策定

逆算的に市場調査を進めながら構想精緻化を図り、短期間で全体の論点構造設計から事業構想ストーリー仮説を策定

新規事業における事業性検証および実行

新規事業における事業性検証および実行

特定技術を活用した技術起点のマーケティングプロセスを構築

ロボット技術を活用した新規事業におけるビジネスモデル策定

ロボット技術を活用した新規事業におけるビジネスモデル策定

有望市場での具体的な適用業務・購入単価・購入意思決定方法を明らかにした初期参入市場としての事業性評価プロジェクト

EV×エネルギー領域における新規事業開発

EV×エネルギー領域における新規事業開発

EV×エネルギー領域における今後の展望と新規事業のビジネスアイデア仮説を基に、顧客検証・提携パートナー開拓活動を実施、サービス展開の優先順位、PoC実施候補先の明確化

DXビジネスモデル構想立案

DXビジネスモデル構想立案

DXビジネスモデル構想立案プロジェクトの検討プロセスとそこから導かれたデジタルソリューションの提案プロジェクト

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