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めざましコラム 第22号 「行けたら行くよ」はアポですか?

今日もせっせとアポ取り電話。


週末イベント誘致を目指し、アポ獲得に精を出す。


「…試乗車もご用意しております。

今週末のご予定はお決まりですか?」


「う~ん…まだ決まっていないんだよね…」


「それでしたら是非!」


「そうだね…まぁ、行けたら行くよ」

期待の返事ではないものの、断られたわけではない。

敢えて明るく返事する。

「そうですか。分かりました。それではお待ちしております!」

週末イベント最終日。

残念、やっぱり待ちぼうけ。

お客様は来店されず。待機の時間が過ぎていく。

悔しいけれど、仕方がない。お客様は「行けたら行くよ」と言っただけ。

「行けなくなったから、来なかった」だけ。

…きっと、急な予定が入ってしまったのだ。

…多分、大事な予定が入ってしまったのだ。

「行けたら行くよ」はアポですか?

予定が「未定」だったのだから、仕方がない

お客様が「行けたら行くよ」と言ったのだから、仕方がない。

頭の中では言い訳が巡る。

だけど、本当は分かってる。

この約束では、手帳に予定として書いてはもらえない…

 

「行けたら行くよ」は配慮の言葉。

予定が決まっていないからこその、結論を濁した配慮の返答。

「行けたら行くよ (約束はできないけどね、いまは)」

行く気がゼロなら、「予定があるから…」と言えるはず。

「行けたら行くよ」をアポにしよう。

予定の候補に入れてもらおう。

手帳に書いてもらえるように。

「仮アポ」使って、会話をつなごう。

お客様の配慮に応えるために。

-ありがとうございます。それでは今週末お待ちしております。

ただ、せっかくご来店頂いたときに、私が接客中では失礼になりますので、

仮で一旦お時間をいただけませんか?

土曜日お昼の2時ではいかがでしょうか?

配慮に応えて、「仮アポ」提案。

負担のないよう、こちらも配慮で応えていこう。

「う~ん、仮なら…でも、行けるかどうかは分からないよ」

遠慮をされるお客様。それも当然。予定が決まっていないのだから。

もうひとつ配慮を加えてみよう。

-結構ですよ。事前に確認の連絡を差し上げますので、

ご予定が入った時には、その時におっしゃってください。

「断っても良いですよ」とまで言われれば、

お客様も「うん、まぁ良いか」とうなずいてくれる。

例え「仮」でも時間まで明確ならば、

手帳を開いてくれる人も増えるだろう。

仮のアポを取りに行こう。

悔しい待ちぼうけをなくしていこう。

「行けたら行くよ」で終わらせず、次の言葉をつないでいこう。

UPDATE
2013.02.04
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