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めざましコラム 第44号 新型車が出ましたよ!

いよいよ発表! 新型車。 来月初旬に記者発表。
続くは、 発表会に試乗会。 そちらの準備、 呼び込みも怠らず。
そして何より大切な「プレ活動」。
電話に訪問、 まだ見ぬ新型車をこっそり宣伝。
 
「…実は来月、 新しいクルマが発表になるんですよ!
良いクルマなんで、 今日はそのご案内に!」
 
「ふ~ん、 でもまだ乗り換えないし、 別にいいよ」
 
「そ、 そうですよね、 こないだ車検通したばかりですものね…
あ、 でも、 発表会には是非ご来場下さいね。 来場プレゼントなども用意していますので…」
 
「ん、 分かった。 行けたら行くよ」
 
たぶん来場してくれないとは思いながら、 御礼を言って、 辞去をする。
クルマに戻ってため息ひとつ。
 
― ああ、またダメだった…
 
新型車の事前活動が難しい。
店長は言う。 新型車なんて絶好のネタだろう、 と。
隣の店は予約受注が進んでる、 発表会の誘致が進んでいる…、 と。
 
言われたとおり、 リストアップはしましたよ。
地道に新型車の告知案内してますよ。
代替意向の確認もしてますよ。
 
だけれど見込みなんて、 なかなか出ません。
毎月毎月、 必死に提案先を探して、 代替意向を聞いているのだから。
何とかきっかけをつかめないかと、 査定して、 商談メモをぶつけているのだから。
 
いきなり新型車が出たからって、 そんなにポコポコ見込みなんて出るわけがない。
そもそも展示車すらないんだから、 お客様だって興味の持ちようがないでしょう。

 

新型車、 事前活動が難しい。
せっせと励む、 事前の活動。 なかなか成果に届きません。
 
それも当然、 当たり前。
新型車が出ることだけを告知して、 後は様子見、 反応待ち。
現車がないことを言い訳にして、 魅力の訴求を後回し。
 
現車がないと、 すべての魅力を伝えられません。
それは確かにその通り。 体感、 試乗は大事なアクション。
けれども一方で、 こう思う。
現車なしでも伝えられる魅力はありませんか?
是非とも現車を確認したい、 そう思わせるような魅力は伝えられませんか?
新型車、 事前活動が難しい。
カタログも現車もありません。
 
だからこそ、 貴重な情報を伝えていこう。
新型車の魅力を伝えていこう。
新型車が発表されること、ではなく、 新型車の魅力を伝えていこう。
 
新型車の魅力を伝えていこう。
発表前の事前にその情報を知り得るのは、 自社のお客様だけの特権。
他社客では知り得ないその情報を、 いの一番に伝えていこう。
現車の有無は関係ない。
自分が知り得るその魅力を、 しっかりとお客様に伝えていこう。
お客様の気持ちが動くか否か… それは魅力の伝え方次第
 
新型車の魅力を伝えていこう。
すぐの見込みでなくても良い。 「聞くだけ」「見るだけ」「いつか…」
鮮度の高い情報だから生まれる新たな反応、 新たなニーズ。
それだけで良い。 そのつもりで動けばこそ、
「すぐに」のニーズにも当たるはず。
 
しっかり魅力を伝えていこう。
魅力を伝えたその数だけ、 その車が自分の得意車種へと近づいていく。
現車が届いたそのときに、 「鬼に金棒」一気に新型車訴求力が高まる。
 
しっかり魅力を伝えていこう。
伝えた魅力と同じ数、 お客様の反応、感想が蓄積される。
自分が伝える魅力のトーク、 発表会までに磨き上げられる。
 
しっかりと新型車の魅力を伝えていこう。
発表会のその当日、 すでに自信満々に
その魅力を伝えているあなたがいるはず。
そこには『プラスアルファ』で魅力を伝える現車もある。
既に何台も販売をした得意車種のように魅力を伝えるあなたがいる。
UPDATE
2013.08.07
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